田母神氏、参院委で参考人招致 論文で更迭、前空幕長
参院外交防衛委員会は11日午前、歴史認識に関して政府見解を否定する論文を発表して更迭された田母神俊雄・前航空幕僚長を参考人招致し、質疑を行う。
47news
前航空幕僚長の田母神氏が参院外交防衛委員会で証人として招致されます。既にご存知のとおり、アパグループの「真の近現代史観」懸賞論文募集し最優秀賞になり賞金300万円を獲得したのです。
タイトルは、「日本は侵略国家であったのか」です。
アパグループ第一回「真の近現代史観」懸賞論文募集
47newsによっると、質疑で野党は、侵略戦争と植民地支配を謝罪した村山談話と明らかに異なる見解を田母神氏が示したとして、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から厳しく追及。
田母神氏は過去にも、隊内誌へ寄稿し同趣旨の考え方を示しており、なぜ航空自衛隊トップに昇進したのか政府の任命責任も焦点となる。
さらに野党側は、田母神氏を懲戒処分せず定年退職扱いにしたことも問題視。浜田防衛相は田母神氏に支払われる退職金約6000万円の自主返納を求めており、田母神氏の対応も注目される。
民主党の浅尾慶一郎氏は論文のアジア諸国や米国との関係への影響などをただす。
自民党の小池正勝氏は懲戒処分にしなかった防衛省の対応を問う。公明党の浜田昌良、共産党の井上哲士、社民党の山内徳信各氏も質問する。
まず、田母神氏は、組織の論理を弁えていません。いかなる組織にも、共有すべき価値観と、共有された価値観があり、共有すべき価値観を共有しないならば組織の構成員ではないのです。私企業の場合は経営理念で縛られますね。
自衛隊の歴史観は、政府が村山談話を継承していて、それが共有すべき価値観となります。空自のトップが率先して、組織の価値観を破ったのです。もしそれが気に入らなかったら、退任する自由はあったのです。田母神氏の歴史観が右よりであろうとも左よりであろうとも、日本国の航空自衛隊のトップとしてはあるまじき振る舞いです。アパグループのホームページでは、英訳で世界中の人々が読めます。
次に、田母神氏は自衛隊の誕生以来(警察予備軍)からの憲法上の制約を知らなかったようです。良い悪い論議の前に、日本国憲法第9条が存在し、いやしくも国の正規の軍隊組織である限り、とうぜん、憲法遵守の精神が求められるのです。実際の安全保障上、9条が障害となっていたら、改憲するしかないのです。警視総監相等の国家公務員が法律を不勉強であったとは理由にならないでしょう。自衛隊法にも抵触しています。
三点目には、外交的配慮に欠如した行為です。アジア諸国やアメリカなど先の戦争での相手国の国民感情を今更損ねてなんの得があるのか?理解に苦しみます。こんなことをしていたらそれこそ、日本は謝り続けないとならなくなります。一自衛官ではなく航空幕僚長ですよ。田母神氏は日本のもっている影響力を過小評価しているのでしょう。
ご本人は愛国者のつもりかも知れませんが、実際は反対で、日本の利益を著しく損ねる行為であるのです。
しかも退職金の約6000万円と、賞金の300万円は返却しないようです。ハイテクオタクのおっさんがわけの解らない近代史を説いて(正しくは書き写して)、だだこねている滑稽な姿しか想起できません。
続く